2014年2月9日(日)
2014年2月9日(日)ママカリフォーラム 2Fレセプションホールで、岡山の中高一貫校を考える会主催の「県立適性検査&面接分析会」が行われました。
集まったのは、考える会の加盟塾に通う生徒と保護者の約210人。休みの日に早くから訪れた参加者らとコミュニケーションを取りながら、塾長自らが会場へ誘導。
順々に前の席から埋まっていき、開始時刻には満員となり、中高一貫校入試への関心の高さがうかがえました。
@『大安寺の大変貌とは!?』 朝日塾宙SOLA 小島先生
平成22年4月に県内で初めて開校した大安寺中等教育学校。
今年の受験数は、3校ある県立中高一貫校の中で、最多の754人が受験しました。
1期生である高1生の偏差値の伸び率を指摘して、154人中、52人が偏差値70以上の成績を収めている。
また、偏差値80以上が6人と急増し、中高一貫校として優秀な生徒を集めている。
A『今年の県立適性検査はこう行われた!』 朝日塾小学校教頭 片山先生
共通問題の検査Tは算数と理科、検査Uは国語と社会、問題文と解答用紙が一体型の独自問題と、
例年通りの形式で大きな変化は見られなかった。
受験倍率は、各校とも4倍、配転も各検査70点満点と昨年と変わらず、その分、受験生の平均点が上がっている事を指摘しました。
・「算数」:小数を含んだ基本的な計算能力と、試行錯誤問題による丁寧さ、根気、
センスが問われいる。
・「理科」:原理や知識を問う問題、およびミョウバンと食塩の比較対象実験が出題
グラフの読み取り方がヒントになっていることや、出題者の意図を理解する
ことが大事。
・「国語」:1500文字程度の長文読解で設問は大きく4問。
漢字問題がなくなり、短文作成に変化している。また、論理的思考を育
てるために、保護者の添削が子供の成長につながることとして、親子での
取り組みを推奨しています。
・「社会」:農業分野の中の牛乳がテーマ。
グラフや図を読み込んで、知識や経験に関連付けた考えを書く論述式の
作問となっていることから、教科書にない答えを求められている。
B『今年の面接試験はこう行われた!』 白沢進学ゼミ 白沢先生
岡山操山、岡山大安寺、倉敷天城の3校とも、受験生8人に対して、面接官2人の集団面接。
筆記同様に、論理的に話すことが大切で、自分の言葉で答えているか、試験管のねらいを説明した。
質問の内容で特徴があったのは、操山中学の挙手をして答えさせるもの。
一人の子どもが2回答えることができ、リーダーシップ性やクラス運営能力を見ていると分析。
大安寺中学は、国際感覚を見る質問が出題、倉敷天城中学の絵を使った質問は定番となっているようだった。